健康っていいじゃないか!! #1「漢方薬はふつうのお薬とはどう違うのですか?」


漢方薬はふつうのお薬とはどう違うのですか?

 漢方薬は古代中国で始まった薬草を用いた薬で、紀元5~6世紀ごろに日本に伝わりました。効果の出方は、漢方はゆっくり、一般薬は速いというイメージがあるようですが、必ずしもそうではありません。どちらも即効性と遅効性に分かれます。漢方薬がゆっくり効くと思われがちなのは治療に時間を要する慢性疾患に用いられることが多いからでしょうか。しかし、漢方薬でも風邪やこむら返り、腎結石の疼痛、しもやけなど、即効性が求められる症状には速く効く薬もあります。
一方、漢方薬が効きやすい症状や、好んで使われるケースもあります。インフルエンザには麻黄湯がよく効くので、10代の患者さんなど抗ウイルス剤の使用が心配な場合によく用いられます。その他、冷え・のぼせ、更年期障害、しもやけ、疲労・倦怠感、小児の嘔吐下痢などによく効く漢方もあり、これらの症状の中には普通の薬剤で対応困難なものもあります。とはいえ漢方薬と普通の薬剤のどちらが優れていると一概には言えません。それぞれの長所を生かして併用していくのが望ましいと考えます。

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