そこらから来なった ここらんしょ Vol.10

妙高市除戸 願生寺
あいあう食堂 代表
平出 京子さん
大阪市出身
ここら在住歴 7年

由緒あるお寺を廃寺の危機から救ったジャンヌ・ダルク。しかしそれは序章に過ぎなかった。いま彼女はお寺を拠点に、いろんなところに救いの手を差し伸べている。
 きっかけは、昔別れた彼からの突然のプロポーズ。「君にぴったりの仕事だから手伝ってくれ」。本人曰く「結婚というより転職(笑)」だった。跡継ぎの絶えたお寺の住職として白羽の矢が立ったご主人を支えるべく、自らも得度。ただでさえ大変なお寺の仕事に加えて、遺品・収蔵物の整理と建物のリフォーム、そして容赦ない妙高の雪…。後悔は? 「ここに来てよかったです。土地も好きだし、お寺という場所の可能性も感じています」。元カレの読みは的中した。
 夕食と学習支援の「あいあう食堂」を始めて1年半。月に1度いろんな人が「遇い会う」場を提供している。調理責任者は定年退職した家庭科の先生、学習支援は上教大生や現役の先生と、ボランティアも増えてきた。
 40歳を過ぎての結婚だったので、里親となり、養子縁組をした4歳の息子が一人いる。「ママ」と呼ばれ、かわいくて仕方がない。親がない子、困窮する子を救いたいという思いは自身が母子家庭で母の苦労を見てきたからと言う。今年3月からは子どもの朝食会「てらっ子くらぶ」をスタート。女性対象の「てらかふぇ」も5月から再開する。シングルマザー支援も画策中。自然はあるが住むには不便という大阪とのギャップにも危機感を抱く。浪花のゴッドマザーともいうべきジャンヌ・ダルクは、ともに歩む仲間を待っている。

 

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