妊活相談室 #1「結婚して1年半。妊娠を望んでいますが、まだ子どもを授かりません」

結婚して1年半。妊娠を望んでいますが、まだ子どもを授かりません。どのタイミングで病院へ相談に伺えばよろしいでしょうか?

 子どもがほしいと思っているけどなかなかできない場合、いつ相談すればいいか皆さん迷われているかと思います。一般的に避妊しないと半年で7割、1年で9割のカップルが妊娠し、2年で100%のカップルが妊娠します。また、アメリカでは毎月タイミングを取っても1年間で妊娠されない場合を不妊症と定義しています。ここで、1年間経過して妊娠が成立しなければ生殖医療専門医(不妊専門医)に相談されるのが良いかと思います。
そこで大切なのは、まずご夫婦で共に同じ歩調で治療を受けいれていただくことです。ご夫婦で診察、相談に来られてどのような内容で妊娠が成り立ち、治療はどのように進めていくのかお聞きになられるほうが良いでしょう。都市部などの不妊治療施設では、定期的に治療説明会などを開催していますが、他人と顔を合わせたくない方もいらっしゃいますので、当クリニックでは個別に相談室を開いております。ここでは具体的な治療にしても優先されるのはご夫婦のお気持ちですので、無理やり治療を推し進めることはいたしておりません。もちろん初診で直接受診することも可能です。排卵日に関わらずその時期の情報は得られますので基本的にはいつ受診に見えられても診察させて頂きます。
一般的には基本検査を行っていきわかる範囲内での把握に努めます。初期の基本検査の内容としては問診、内診・エコー検査(子宮に異常がないか)、血液検査(ホルモン検査)などになります。このとき基礎体温をつけていらっしゃる方は記録されている用紙をお持ちいただくとより具体的な診察が可能です。
繰り返しになりますが治療するかしないかはご夫婦のお気持ち、そして治療方法もご夫婦が決定されることです。そして、その判断材料を提供するのが専門医の仕事になります。妊娠成立に向けて大切なのは、専門医の誠実な対応とご夫婦と話し合い、後悔しない方針を決めていただくことだと考えております。

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