妊活相談室 #30「卵子は減っていくものなのですか?」

卵子は減っていくものなのですか?

  答えは減っていきます。前号の中でも女性の加齢と卵子の関係について書きましたが卵子は、お母さんのおなかの中で600~700万個の原子細胞という袋の中に出来上がり、200万個に減少した状態で卵巣に蓄えられて生まれてきます。その後はなぜか月経があるわけでもなく、出産するわけでもないのに思春期の第二次性徴の頃(普通は12~17歳)には、30万個にまで減ってしまっています。それからは1回の排卵のたびに1,000個の原子細胞がなくなっていきます。これは何もしなくても一日あたり30~40個消滅していくということになります。精子が一日あたり数千万個つくられるのとは対照的です。そして通常は、閉経51歳の時点で1,000個の卵子になります。この数字は全て標準な値です。ご自分の卵巣が標準なのかどうかは、AMHというホルモンの値で調べることができます(詳しくはホームページをご覧ください)。
皆さんご自分の原子卵胞を計算してみませんか? 実際の数とは少し違いがありますが、目安にはなります。次の式にご自分のあてはまる数字を入れて計算してみて下さい。残りの卵胞数=30万個ー(自分の年齢ー初経年齢)×12(ヵ月)×1,000となります。例えば初経年齢が12歳で現在35歳の方の場合、30万個ー(35ー12)×12(ヵ月)×1,000=24,000となります。30万からスタートして現在2.4万ですからすでに92%を消費したことになります。ここまで述べたことが早めの妊活を勧める理由の一つです。

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