妊活相談室 #31「卵巣年齢のホルモンと言われているAMHが…」

卵巣年齢のホルモンと言われているAMHが、年齢の31歳からみてかなり低いから妊娠は難しいと言われました。本当ですか?

  答えはノーです。抗ミュラー管ホルモン(AMH)は、残りの卵子の数に比例すると言われています。31歳の方のAMHの平均値は3.1ng/mlとなっていますが、AMHに正常値はなく、この数字はあくまで31歳の方の平均値になります。自然妊娠された方も低い値を示すとの論文報告もあります。当院でも30歳代前半の方でAMHが0.3ng/mlでも自然妊娠されています。また、別の症例では20歳代後半で他の医療機関で2回体外受精をしても妊娠せず、当院において体外受精を行って妊娠した方のAMHの値は0ng/mlでした。
AMHの値が低い方の妊娠方法について当院のデータを基にタイミング法、人工授精、体外受精ごとに調査して偏りがないことを論文にして学会で採用されています(詳細は当院HPで)。このタイミング法や人工授精の排卵誘発は、全て注射のみの排卵誘発で行うことにより、なるべく多くの卵子を排卵させています。AMHが低い方はなお多くの排卵を起こした方が良いと考えられています。
AMHの値の大小は一つの目安であり、妊娠の成立で女性にとって大事なのは年齢です。ただ、一概には言えませんので卵巣機能評価をしてもらいAMHとの関連を調べた方が良いと思います。

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