妊活相談室#58


実際の不妊治療に入る前にどのようなことをするのでしょうか?

まず初診の方には、必要な検査を行いながら自然周期での排卵の有無を診ます。検査の内容は、月経時の採血によるホルモン検査、子宮卵管造影、ヒューナーテスト、精液検査などを1~3周期の間に行い、同時に超音波検査で排卵の有無を診ます。排卵の検査は、卵胞(卵子の入っている袋)が自然周期の場合20mmで排卵になりますので、排卵前後に超音波で卵胞の消失したのを確認します。この間に妊娠される方もおられます。排卵検査薬で陽性に出ても受け取る卵胞が排卵する訳ではありません。月経が正常であったり、基礎体温に高温相が現れても排卵がない場合もあります。(黄体化未破裂卵胞症候群)
しかし、これらの検査ですべてに異常がなかったとしても、どこにも問題がないとは言えません。必要な条件は満たしているけれども、十分なものではないのです。例えば、卵胞が潰れたといっても、中に卵子が入っていたかどうかはわかりません。妊娠の成立には100か所ほどのポイントがあり、検査で分かる範囲は限界があります。ここから先、治療に入るかはご夫婦で相談され意思をお伝えください。(検査などの費用や、どのように治療を進めるかはHPで続きをご覧ください)

※詳細は大島クリニックのホームページ

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