漢方でととのえるvol.13「肌の乾燥は「胃腸の弱り」が原因! ?」
春はトラブルスキンが増える季節です。その一番の原因は、肌の乾燥。ストレスや乱れた食生活で胃腸が弱っていると潤いの元となる水や肌の栄養となる血が作れず肌のバリアが損なわれます。また皮膚は五臓の「肺」とつながっているので、肌トラブルの時は「肺」の弱りも考えられます。アトピー性皮膚炎は何らかの原因で熱がこもり肌を乾燥させ、さらにその熱のため皮膚の新陳代謝を
亢進(こうしん)させてしまい、整っていない皮膚が表皮に現れてしまいます。炎症がひどい時は、熱のもとになるお酒やお餅、辛いものは控えましょう。また最近では水分の摂り過ぎが原因で胃腸を弱らせている人がかなり多いです。
消化吸収を担う「ひ脾」は、過剰な水分や冷たいものが苦手。
「脾」が弱れば健康に欠かせない気・血・水が作り出せません。肌の健康は、外からつけるものよりもまず内からのケアを大切にしてくださいね。