ここらオタクイズ vol.06「米山ってどんな山か知ってる?」答え(2021年8月号掲載)
これであなたもここらの達人! ここらオタクイズ
ここら(上越・柏崎地域)の歴史、文化、自然を知って、もっとここらを好きになっちゃおう!
vol.06「米山ってどんな山か知ってる?」の答え
上越・柏崎のシンボル「米山」にまつわるクイズです。
出題者:柏崎市立博物館
Q1.民謡三階節の「米山さんから雲が出た~♬」の後に続く自然現象は?
①大風 ②地震 ③雷・夕立
【答③】三階節では「いまに夕立が来るやらピッカラシャッカラ、ドンガラリンと音がする」と続く。昔から「米山に笠雲がかかると大雨」という言い伝えがあり、この天気予知の知識が民謡化した。
Q2.雪消えが進む5月頃、柏崎側から見て米山中腹に現れる魚の姿をした雪形の名前は?
①コイガタ ②タイガタ ③イワシガタ
【答①】柏崎側の米山北面には5月初めでも残雪があり、中腹に頭を上にしたコイガタ(鯉形)が出現する。漁師はこれが現れるとイワシ漁の準備にかかり、農民はその姿のよしあしで米の豊凶を占った。
Q3.和銅5年(712)に米山を開山したといわれる僧は?
①弘法(こうぼう)大師 ②行基(ぎょうき)菩薩 ③泰澄(たいちょう)大師
【答③】米山を開山した僧は加賀の白山を開いた泰澄大師とされる。泰澄の弟子が法力で沖行く船の積み荷である米俵を山頂に飛ばしたことから、以後「米山」と名付けられたという伝説が残る。
Q4.昔、米山山麓に住む男児はある年齢になると米山登山をして一人前として認められた。それはかぞえ何歳のとき?
①12歳 ②15歳 ③20歳
【答①】米山周辺地域には米山の十二参りという習慣があり、かぞえ12歳になった男児は米山に登り、無事下山すると一人前とみなされた。この伝統はいまでも学校登山として受け継がれる。
Q5.米山山頂のお堂に祀られるご本尊の仏様は?
①阿弥陀如来 ②薬師如来 ③地蔵菩薩
【答②】山頂には米山薬師堂があり、以前は病気平癒に霊験あらたかな薬師如来像が祀られた。今は麓の柿崎区下牧のお仮堂に常時安置される。
Q6.かつて米山登山の土産として持ち帰って魔除けにした薬草は?
①センブリ ②トウキ ③ヨモギ(モチグサ)
【答②】かつて山頂では米山参りの土産としてセリ科の薬草トウキ(当帰)の茎葉が売られていた。一般の登山客はこれを持ち帰り玄関口に下げて魔除けの呪いとし、農民は稲虫除けのため竹先に結わえて田んぼに立てた。
柏崎市立博物館
柏崎市緑町8-35
☎ 0257-22-0567