漢方でととのえるvol.12「理想は「一日一便」、 「便」は健康のバロメーター!」
健康的な便は、明るい茶色のバナナうんちで排便後は沈まずフカフカしているのが理想です。便秘になると固く暗い色の便になります。便秘の原因のひとつは食べ物。硬くコロコロした便の場合は、脂っこいもの・甘いもの・お酒などの摂り過ぎにより胃に熱が溜まり、腸の潤いが失われている可能性があり、口渇・口臭なども伴うことも。こういう時は体内を潤す働きがある白いもの(白菜・豆腐・牛乳など)を温かい状態で摂るといいでしょう。またお腹が張る便秘の方は、強いストレスがあることが多いです。「気」が巡らず胃腸の働きが悪化し、ゲップやおならが多くなります。1日1回はリラックスタイムをとるように。そして産後、病中病後、お年寄りに多く見られますが、内臓の「気」が不足して腸がたるみ、腸本来の押し出す力がない場合も便秘に。水・生野菜を含む体温より冷たいものを避け消化の良いものを摂るようにしてください。漢方の下剤も腸の神経を刺激して排便させるだけなので、頼る前にまずは加熱した葉物野菜を毎日摂り余分な熱を冷まし潤いを補ってみてくださいね。