#13 妙高市 地域のこし協力隊 諸岡 龍也さん
妙高市 地域のこし協力隊
諸岡 龍也さん
大阪市出身
ここら在住歴 5年
築140年の古民家を改修しながら住む。玄関には錆びた足踏み式脱穀機が。趣味のよいアンティーク、と思いきや「現役で使ってます」。お風呂は薪で、シャワーは灯油。「エネルギー源はひとつにしたくない。とくに災害時のことを考えると」。持続可能の秘訣かも。
大阪で保育士を12年間経験。子どもに伝えたい大切な何かが自分には足りないのでは。その何かとは「自然を知ること」と「人とのつながり」だと考え、妙高市のアウトドア専門学校へ。活動を通して集落の住民と関わるうちに、ここでの暮らしの中にこそ求める答えがあると気付く。卒業後、妙高市の「地域のこし(他の地域では「おこし」)協力隊」として新井南部地域をフィールドに活動することに。
みんなが集まる場づくりは「来てください」ではダメ。自分が出向けばいい、ということでまず始めたのは「リヤカブ」。地域のお年寄りがそれぞれにカスタマイズしたスーパーカブに乗っている姿に感化され、自身も中古のカブを買い、リヤカー屋台を後ろに連結。今年いっぱいはイベントをやりたい人などに無料で貸し出している。
南部地区の 集落をめぐるコースを走破するMURA18の実行委員長でもある。世界一好きな食べ物は「米」。在来品種を自然農法で栽培し、自分で作った酒米で酒を仕込んでもらうという夢もある。
そしていま一番楽しみにしているのは、1月に控えた第1子誕生。妻は元地域おこし協力隊。現在、津南町の古民家で民泊を営む。一人1軒家持ちの遠距離家族、夢がある人はスケールが違う。
「リヤカブ」は椅子を内蔵。どこでもお店を開設できる。改修中の古民家は来年8月に民泊施設「こつぼねの家」としてオープン予定。
9:00~16:00(LO15:30)
●Facebook https://www.facebook.com/tiikinokosi/
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