妊活相談室 #144
妊娠希望で治療を考えています。早く妊娠したいのですが、どのような治療をするのでしょうか?
不妊治療の方法は、自然周期でのタイミング法、排卵誘発剤を併用してのタイミング法、そして人工授精の一般不妊治療と、体外受精・顕微授精の生殖補助医療になります。それぞれの治療周期の目安は、自然周期で1~3周期、排卵誘発+タイミングで3~5周期、人工授精で2~5周期位で、一般不妊治療で妊娠成立しない場合は生殖補助医療になります。これらの周期数を行わなければならないという訳ではなく、治療に関してはご夫婦の考えが優先されます。将来設計を考えて早めに妊娠を希望される方の中には、人工授精を1~2周期で止めて妊娠率が良い体外受精を早めに受けられるカップルもおられます。
治療別の妊娠する割合は、従来一般不妊治療で75%が妊娠成立し、残りが生殖補助医療といわれてきました。不妊治療が全て保険適用になった3年前は生殖補助医療を希望される方が一気に増え、生殖補助医療で妊娠される症例数が多い年もあります。今まで自費で高額であった生殖補助医療のため、なるべく経済的負担を減らすべく一般不妊治療で妊娠をトライしてきましたが、保険適用という公共料金になったことで主治医としても生殖補助医療を提示しやすくなりました(詳細は、HP cocola妊活プラスで)。
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