#28 ひみつやさん店主 宮本 小雪さん

ひみつやさん店主
宮本 小雪さん (28)

東京都清瀬市出身
上越市在住歴6年

 

母が浦川原出身で、上越には子どものころからよく来ていた。大学時代にはキューピットバレイでバイトし「雪のあるところ、上越に住みたい」と、卒業と同時に大島区の地域協力隊に。任期途中でこちらでの就職が決まり、結婚、とトントン拍子で上越に根付いた。「いつかどこかで何かのお店、ひみつやさん」は、産休中に始めたプロジェクト。アート系の大学での経験や、本業でも役立っている料理の腕前などをいかし、自分の「好き」を原動力にお店を出す。いつどこで何を、はSNSで発表。そのひとつのプリンやさんは、研究を重ねたむっちり固めのプリンを1日限定で提供。事前予約はすぐに埋まる。アクセサリーの制作も大学時代から続けている。卒業制作で手がけた思春期がコンセプトのブランドでは、自分で手描きした「生理痛。」などの明朝体の文字がモチーフのブローチや「青春はリストカットブレスレット」などネーミングにもインパクトのある作品を生んだ。最近は様々な素材から1点もののアクセサリーを制作し、イベントやネットで販売している。ほかにも、古本をラッピングして自分のコメントだけで本の中身を伝える「ひみつの本」を販売したり、上越を紹介するZINEを発行するなどアイディアが尽きない。現在、「修学旅行で行った沖縄の平屋にあこがれて」建てた新居で1歳半の坊やをあやしながら創作にいそしむ。この4月からは職場復帰するのでひみつやさん活動が気になるところだが、「いつどこで何」が出てくるか、期待して待ちたい。
※ ZINE/個人で制作した冊子


造花を解体した花びら、シーグラス、ビーズなど様々なパーツを組合せて作るアクセサリー。細かいビーズを一つひとつ手で縫い付けるという丁寧な手仕事も光る。

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