妊活相談室 #16 「働きながらでも不妊治療の通院は可能でしょうか」

上の子供がいたり、働きながらでも不妊治療の通院は可能でしょうか?

  2人目の妊娠希望で治療を受ける場合は、続発性不妊症といいます。1人出来ているのに不妊症になるのかと思われるかもしれませんが、よくあることなのです。原因は幾つか考えられます。
1つは男性の原因、つまり精子が少ない場合です。1人出来ているのにどうしてだ、と思う人も多いと思います。精子数はとても変動することが多いときがあります。その時にたまたま妊娠したか、少ない精子のDNA損傷を若い卵子が修復して妊娠を成立させたとも考えられます。
また、出産時には正常分娩でも出血量は500ml位あり、出血のため卵管が詰まる可能性も考えられます。出産された方で子宮卵管造影(卵管に造影剤を流して詰まりの具合や卵管周辺に異常がないかを画像で診る検査)を行うと3分の1の方が妊娠するという統計があり、これは造影剤を流したことにより卵管の詰まりが取れたことなどが考えられます。
他には年齢の上昇に伴い老化などの原因が考えられますが、経験上お1人出産されたご夫婦は治療をしてもらうと妊娠する確率は9割あると考えられます。いずれにせよ治療は、年齢が若いうちの方が良いかと思います。
そこで1人目の治療との違いは何かというと、お子さんを面倒見ながらの治療をしなければいけないということになります。よく聞かれるのが小さい子を連れてきて良いかと言うことです。これは多分小さいお子さんなので、泣いてうるさくなるのを気になさっているのかと思われます。どうか気になさることはありませんので、気軽にいらして下さい。言葉を話す前の小さなお子さんは、泣いて意思を表すしかありません。泣いているうちは可愛いと思います、高校生位になると怒っても泣きませんから。待ち時間も大変だと思います。キッズルームというものも良いかもしれませんが、お子さんが遊んでいるときに診察になると中断させて連れて行かねばならないことがあるのがネックです。
当院ではキッズルームは用意しておりませんが、お子さん連れや働いておられる方の通院を考慮して予約制を充実させて、通院がしやすくなるよう取り組んでおります。

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