妊活相談室 #42「最近、生理の量が減ってきていて心配」

右卵巣に3cm位の子宮内膜症があって生理痛がひどいため、ピルを服用しています。最近、生理の量が減ってきていて心配です。

子宮内膜症があると生理痛はひどくなることが多いです。
この痛みを和らげるためにピルの服用は有効的です。
また、ピルを長く飲み続けていると生理の量は減少し、中には生理が来なくなる方もおられます。
ピルをやめれば、遅くても3ヶ月で元の月経周期に戻りますから安心してください。
しかし、ピルを内服していても子宮内膜症は治りません。
ピルは、神経線維の発育を抑えて痛みを抑制するだけの役割です。
子宮内膜症は、生理が来ている間は治癒しません。完全に治すには手術しかありません。
手術をすると、残存する卵子数が減少すると言われており、重症例以外手術はお勧めしておりません。
また、臨床成績より重症例以外の子宮内膜症の手術後は妊娠率の向上に関連がないとされています。
子宮内膜症で問題なのは、腹腔内の癒着と卵子の破壊です。
アメリカの学会報告では不妊症の原因の半分は子宮内膜症と言われています。
子宮内膜症のある方は、妊娠できる状況であったら早めに妊娠のための治療を受けられることをお勧めいたします。

 

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