妊活相談室 #61「結婚7年目で妊娠しましたが…」


結婚7年目で妊娠しましたが、妊娠2か月で出血が続きました。無事出産できるか不安です。

一般に妊娠初期から3か月以内は、正常な経過の方のほうが出血しますから心配なさらないで下さい。経験上、100%とは言えませんが、妊娠初期に出血している症例の9割以上の方は順調な方です。確かに私が研修医の昭和57年頃は、大学病院でも妊娠初期に出血した妊婦さんは入院して止血剤の点滴をしていましたが、30年くらい前には、妊娠初期の出血と流産は関係ないという論文が発表されたことも事実です。
 その後、膣式超音波装置の開発・進歩や生殖医療の進歩で妊娠初期の出血を心配するのは、明治・昭和の話になりました。膣式超音波装置で子宮が明確に観察できるようになり、妊娠5週で胎嚢(胎児が入っている袋)が見え、6週で胎芽(胎児になる前)が見えて心拍動が見られれば統計上7割方順調にいきます。また絨毛(胎盤のもとになるもの)の周りに出血した跡が時々見られます。これは、受精卵が着床し、絨毛が子宮内膜に植え付けられ急速に成長する時に出血するもので、妊娠初期の出血の大部分はこれが外に出てくるものです。順調に胎児が成長するために、十分な血液が母体から子宮へ補給されているので、出血しても必要以上の安静は不要です。

※詳細は大島クリニックのホームページ

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