妊活相談室 #67「 クラミジアに感染すると将来の妊娠に影響すると聞きました…」


クラミジアに感染すると将来の妊娠に影響すると聞きました。本当ですか?

 性器クラミジア感染症は、世界的にみて最も頻度の高い性感染症で、卵管炎を引き起こすことがあります。卵管は子宮から精子を招き入れ、卵管采という開口部から卵子を受け取ります(卵子のキャッチアップ)。精子と卵子が出会うと、卵管開口部の近くの膨大部というところで受精が起こります。卵管炎がさらに進行するとその後遺症として骨盤腹膜炎になり、卵管周囲癒着などの障害を引き起こします。卵管と卵巣は離れており、排卵の時に卵管が卵巣に近づき、卵子を受け取りますが、卵管周囲癒着になると卵管が動けなくなり、卵子のキャッチアップ障害が起こります。これらの病態は、卵管性不妊症の原因となります。卵管性不妊の原因の60%以上は、クラミジア感染と報告されています。
 女性はクラミジアに感染しても90%以上は無症状のため、感染に気付かない方が多いです。一方男性では、尿道炎を発症します。男性が症状を訴えたらすぐに女性の方は受診して検査することをおすすめします

※詳細は大島クリニックのホームページ

  • 妊活や更年期に関するご質問がある方は編集部まで

保存