妊活相談室 #71「 子宮腺筋症と言われました。自然妊娠を希望していますが難しいでしょうか?」


子宮腺筋症と言われました。自然妊娠を希望していますが難しいでしょうか?

子宮腺筋症は、子宮内膜成分が子宮筋層内に侵入し、成長して子宮筋層が厚くなる病気です。子宮腺筋症になると生理痛がとてもひどくなります。これと似ている病気が一般的に知られている子宮内膜症です。子宮内膜症は、月経血が卵管を通って流出し腹腔内の各臓器に生着した病気です。一番多いのが卵巣にできた子宮内膜症で、米国では不妊症の50%は子宮内膜症が原因と言われています。子宮内膜症が子宮腺筋症に合併する割合は最高で20%あります。子宮腺筋症の日本における罹患率は20~30%と言われています。また、30歳代後半から40歳代前半の妊娠希望の女性のうち、子宮腺筋症と診断される方が増加しています。その平均年齢は38.2歳、治療開始年齢38.7歳です。子宮腺筋症に罹患していると、不妊症や流産率が高くなると言われています。子宮腺筋症の患者さんには排卵障害の症例も多数見られます。生理痛の強い方は一度診察を受けられて自分の体を知っておかれることをおすすめします。  自然妊娠をご希望とのことですが、前述のように不妊症の確率は高くなります。ここに年齢要因も加わりますので専門医に相談されてから妊活されてはいかがでしょうか。(子宮腺筋症については3面の当院コラムもご参照ください)

※詳細は大島クリニックのホームページ

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