妊活相談室 #8「月経不順の場合は、妊娠しづらいでしょうか…」

月経不順の場合は、妊娠しづらいでしょうか・・・。

  月経周期とは、月経開始日から次回月経開始前日までの日数です。正常周期日数は25~38日で、その変動が6日以内であり、その周期は排卵により決まります。卵子の入った卵胞という袋を20㎜位で排卵させるホルモン(正式名称:黄体形成ホルモン)が出て排卵となり、残った卵胞が黄体となり黄体ホルモンが分泌されます。この時、妊娠成立がないと黄体ホルモンが分泌されなくなるため、子宮内膜が剥がれて排卵から14日目前後で生理となります。その周期が短縮し24日以内になると頻発月経と定義され、排卵が障害されている場合が多いです。この頻発月経が起きる理由は、卵胞が大きくなりますが排卵が起きない為、黄体ホルモンが分泌されずに卵胞ホルモンの刺激で破たん出血が起き生理となります。
また、月経周期が39日以上3か月以内であれば稀発月経と定義されます。この場合も排卵が障害されている場合があります。そして、3か月以上の周期は続発性無月経となり、排卵のない場合が多くみられます。
では、月経不順の場合、排卵があるかどうか調べるにはどうしたらよいでしょう。ご自分で簡単にできることは基礎体温をつけてみることです。排卵後に黄体が産生されれば、黄体ホルモンが脳の体温中枢を刺激して基礎体温を上昇させるので、36.7℃以上の日が11日間以上あれば正常となります。高温期が続かないか、また低温相のみであれば排卵が障害されている可能性があります。
治療法としては、黄体機能不全ということで黄体ホルモンを投与することがありますが、根本の原因は排卵障害の為、妊娠希望であれば排卵誘発剤という薬を使用して排卵を誘発することがベストだと考えられます。ちなみに基礎体温からは排卵日は推定できません。基礎体温上、高温の前に落ちた日が排卵と言われますが、2割程度しか当てはまりません。月経不順の方で特に妊娠希望の方は、専門医にご相談されてみてはいかがでしょうか?

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