そこらから来なった ここらんしょ Vol.19

日本グリーフケア協会特級アドバイザー
糸魚川蓮台寺 光照寺坊守
ハライソ農園経営
梅澤 未有(みゆ)さん

東京生まれ関西育ち
糸魚川市在住歴 9年

 「私いろいろやっているんですが、何についてお話したらいい?」。そう、上記の肩書も彼女のすべてを語ってはいない。夫が実家の寺を継ぐことになり、「ネットさえあればなんとかなる」と糸魚川へ。しかし、現実は「京都からニューヨークに引っ越すより異国感あった」。昭和からアップデートされていない習慣や風習に最初はかなり戸惑ったと話す。グリーフケア(以下
GC)とは、大切な人などを失う悲しみへのケア。自身のグリーフを癒す目的で協会の門を叩き、資格も取得した。気づけば「これってめっちゃお寺に必要なやつやん」ということで、仏教をきちんと学ぶきっかけとして真宗大谷派の教師資格を取得。「檀家さんに行って仏教の話をしたいわけじゃない。仏教という共通の物語があれば、死生観に深く入って話ができる」。自然
災害や疫病が猛威を振るう昨今、GCの必要性は日に日に増しており、近ごろは寺院などを対象に講義やワークショップを行うようになった。一方、兼業として農園も営む。農業にはもともと興味があり、現在地元ブランドの「越の丸茄子」を出荷中。動植物を育てることは命への理解を深めることにつながる。また、寺はかつて農を管理する立場にあったが、農に従事すること
で物の見方が複層的になると言う。「今まで寺は何もしてこなかった。学校でも宗教はタブー。だから死生観を養う場がなかった」。いろいろやっている人だが、全部根っこでつながっている。糸魚川の寺に根を下ろし、枝葉は全国へ伸びていきそうだ。

光照寺/糸魚川市蓮台寺2-10-3
GCワークショップは地元での開催も予定されていたがコロナの影響で中止に。東京と仙台での定期開催も現在休止中。個人的に相談してみたい人はメールを。
E-mail grief.hikariterrace@gmail.com

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