妊活相談室 #33「20代で妊娠希望のため、薬を使ったタイミング法の治療を始めて半年です」

20代で妊娠希望のため、薬を使ったタイミング法の治療を始めて半年です。体外受精も考えたほうが良いのでしょうか? 夫には問題ないようです。

  そんなことはありません。卵管や精子に異常がなく、年齢が35歳未満であればそんなに急ぐことはないと思います。もちろんご夫婦によって考え方が違いますので一概に言えませんが、治療の取組みは概ね決まっております。自然周期でタイミングを合わせて、次に排卵誘発剤を使用してタイミングを合わせます。自然排卵している卵子がいつも良いものが排卵されるとは限りませんので、薬剤を使用して妊娠率を上げるようにします。タイミング法で妊娠しない場合、次の選択は人工授精になります。これはすこぶる良い方法です。射精された精子が卵管にたどり着くのは100万分の1程度です。精子は動いて子宮内を通り卵管まで遡上するのではなく、子宮内膜が大玉送りのように卵管まで精子を運ぶのです。この子宮内膜の動きを良くするのが、排卵に伴って増える卵胞ホルモンという女性ホルモンです。人工授精では、精子を卵管の近くにセットすることができます。これで妊娠率が上昇すると考えられます。ただ、注射剤で排卵誘発をしっかり行わないと妊娠率の上昇は望めません。ここまでで妊娠した人の80%を占めます。
体外受精は費用が高額になってきますし、治療のステップとしては一般的に人工授精より後の治療方法です。もちろんカップルによっていろいろお考えがあるかと思います。主治医によく聞いて、納得いく治療選択をされてみてはいかがでしょうか。

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