ここらオタクイズ vol. 24「レルヒ少佐ってどんな人?」答え(2023年2月号掲載)

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vol. 24「レルヒ少佐ってどんな人?」の答え

金谷山(当時の薬師山)で、日本で初めてスキーの指導を行ったオーストリア軍人。
出題者:レルヒの会・日本スキー発祥記念館

Q1.レルヒ少佐が日本に来た目的は何でしょうか?
①日本にスキーを広めるため ②日本の各地を観光するため ③日本の軍隊を研究するため

【答③】日本の軍隊を研究するため

1910年11月に、日露戦争でロシア帝国に勝利した日本陸軍の軍事視察のために来日しました。翌1911年1月、高田の陸軍第13師団歩兵第58連隊に配属されました。軍事視察のかたわら、日本陸軍の求めに応じて、スキー指導を行いました。

Q2.レルヒ少佐が初めてスキー術を教えた日は、何月何日でしょうか?
①2月5日 ②12月25日 ③1月12日

【答③】1月12日

1911年(明治44年)1月12日に、陸軍第13師団歩兵第58連隊の14名のスキー専修将校にスキー技術を指導したことが、日本での本格的なスキー普及の第一歩とされています。現在、1月12日は日本スキーのはじまりの日として「スキーの日」と呼ばれています。

Q3.レルヒ少佐が指導したスキー術は?
①ノルウェースキー ②一本杖スキー ③テレマークスキー

【答②】一本杖スキー

レルヒ少佐は、一本杖スキー、ノルウェースキー両方のスキー技術を会得していましたが、高田で伝えたのは杖を1本だけ使うスキー術でした。これは、重い雪質や急な斜面である高田の地形に適したスキー術を選んだことが理由といわれています。

Q4.レルヒ少佐の趣味は何でしょうか?
①食べること ②絵を描くこと ③走ること

【答②】絵を描くこと

レルヒは1911年1月5日から翌1912年1月24日まで高田に滞在しました。1年余りの高田滞在でしたが、軍人はもとより一般の市民とも、趣味である「絵画」や「狩猟」を通じて親しく交流を深めました。