妊活相談室 #10「不妊になる原因はどのようなものが 多いのでしょうか」

不妊になる原因はどのようなものが多いのでしょうか。

   妊娠成立には100か所のポイントで成り立っています。このうち一つでも障害があれば妊娠は成立しないことになります。全部説明するスペースはありませんので、不妊のうち代表的なものを説明します。女性の場合は、卵管障害、排卵障害、子宮内膜症、子宮頸管の通過障害、子宮の着床障害などがあげられます。卵管障害は、卵管閉鎖、癒着、卵子の捕捉障害などです。卵管がつまったり細くなったりすると、精子や卵子、受精卵が運ばれなくなります。排卵障害は、排卵がうまく起こりません。排卵がなくても月経は起こります。卵子の入っている卵胞という袋が破れなくて排卵が起こらない場合もあるからです。米国では不妊症の %は子宮内膜症が原因と言われています。内膜症があると卵子への影響が大変強くなり、ひどい場合は卵子の破壊が進むことが問題です。子宮頸管は膣から子宮へ入る道中で精子が通過するところですが、頸管粘液分泌が少ない方などここに障害があると精子が入れなくなります。子宮の場合は、子宮筋腫、子宮内膜ポリープ、子宮奇形などがあります。その他には、抗精子抗体など原因が明解にならない場合が多くあります。
男性の場合は、造精子機能障害、精子の通過障害、射精障害・ED、前立腺炎などの炎症です。男性の原因の9割を占めるのが造精機能障害で精子が造られない場合です。
この場合精子が少ない乏精子症や無精子症があります。今回は代表的な不妊原因について書きました。他の不妊原因についても検査を重ねて判明する少数なものもあります。女性の場合、月経周期にあわせて検査や治療を行うことがありますので、すぐに結果や治療の良否がでません。ですから妊活適齢期の方は早めの相談、受診をお勧めします。

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