妊活相談室 #83「やっと妊娠したのですが、流産してしまいました。流産する割合はどのくらいですか」


やっと妊娠したのですが、流産してしまいました。流産する割合はどのくらいですか。(40歳女性)

流産する確率は、昔からサイコロを振って1の目を出す確率と同じと言われています。つまり6分の1(16.6%)です。正確な臨床データでは、流産率は15%と示されています。ただ、この確率は35歳未満であります。40歳代では、40%になります。一般的に流産のリスク要因で重要なのは女性の年齢であり、35歳以降は流産率が上昇します。これは、卵子の染色体構造異常率(数的異常)が年齢に伴い上昇することが原因です。
 34歳以下では、卵子の染色体異常は10%くらいですが39歳では30%、41歳で40%、42~43歳で50%となります。これが排卵したあと受精卵になると、細胞の分割時のミスプリントが起こり受精卵の染色体異常率が30~40%付加されます。つまり34歳以下では受精卵の染色体異常は40~50%、40歳で60~70%、43歳で80~90%になります。これと先ほどの流産率とは数字が異なりますが、受精卵がすべて妊娠に至るわけではないからです。染色体は1~22番までありますが、番号の小さいほうが情報量はたくさんあります。情報量の大きい染色体に異常があると不妊症になり、情報量が中等量の染色体に異常があれば妊娠はしますが流産になると考えられるわけです。

※詳細は大島クリニックのホームページ

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