妊活相談室 #87「多嚢胞性卵巣と診断され、排卵していないと言われました」


多嚢胞性卵巣と診断され、排卵していないと言われました。妊娠希望です。どうしたらよいでしょう。

 正式名称は多嚢胞性卵巣症候群といい、英語名Polycystic ovary syndrome(略名 PCOS)と言います。排卵障害の70%を占めるポピュラーな病態です。その割合は生殖年齢の6~10%に認められ、当院外来でも妊活のため大変多くの方が通院治療されておられます。この病態の方は卵巣に卵胞が多数あります。それは重症な排卵障害のため排卵されない卵胞が残っているためと考えられています。
 その場合の不妊治療はどのようにするか。排卵誘発剤を使うことが一般的ですが、注意も必要です。hCGという注射は7~9日間体内に残り、卵巣を刺激し続けることがあります。そうなると卵巣が膨らみ続け、おなかに水がたまってしまいます。これを卵巣過剰刺激症候群といいます(詳細はHPで)。
 PCOSかどうかは超音波検査で卵胞の数を確認するとわかります。また、月経不順の方で妊娠を希望されない方の治療方法は、排卵誘発剤は使用せず、対症療法となりますので一度婦人科に相談してみてください。

※詳細は大島クリニックのホームページ

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