妊活相談室 #98「やっと妊娠しましたが、妊娠に気づかずタバコを吸っていました。大丈夫でしょうか? 現在妊娠2か月の終わりです。」


やっと妊娠しましたが、妊娠に気づかずタバコを吸っていました。大丈夫でしょうか? 現在妊娠2か月の終わりです。

 妊娠中の喫煙は妊娠・出産・児の健康に及ぼす悪影響が報告されております。妊娠中の喫煙により子宮内胎児発育遅延がおき、その頻度は喫煙本数に関連し、出生時体重は約200g減少から、 ヘビースモーカーの妊婦さんになると約450g程度まで減少すると言われています。
ヘビースモーカーの流産率は非喫煙者の約2倍、受動喫煙者の流産率は1.7倍との報告があります。さらに早産、前置胎盤、胎盤早期剥離などの異常も喫煙者の場合は2~3倍増加が報告されています。
特に早産率は喫煙本数と明らかな関連があると報告されています(日本産婦人科医会先天異常委員会委員報告、日本産科婦人科学会ガイドラインより)。
このように胎児への影響が強いため禁煙されたほうが良いかと思います。ただし10数年前に読んだ米国の論文には、胎児への影響は妊娠3か月以内に禁煙すればタバコを吸っていない場合と同じだと書かれていました。報告データからも妊娠早期に禁煙した場合の出生時体重はほぼ正常で、かつ早産率も減少することから早く禁煙なさることと受動喫煙を防ぐためにご家族の禁煙もおすすめします(詳細は、当院HP cocola妊活プラスで)。

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