ここらオタクイズ vol. 22「雁木(がんき)って知ってる?」答え(2022年12月号掲載)

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vol.22「雁木(がんき)って知ってる?」の答え

城下町高田の町家をつなぐ「雁木」。実は日本一の長さだって知っていますか?
出題者:越後高田雁木ねっとわーく

Q1.雁木の所有者は誰でしょう?
①個人宅 ②上越市 ③新潟県

【答①】個人宅

屋根と柱が少しずつ重なりながら連なる様子に、「渡り鳥の雁行」を連想したことが名前の由来と言われている雁木。雪や雨、日射しから歩行者を守る雁木は道路に面する家々の敷地を提供しあってできています。雁木はそれぞれの家の私有地に作られているのです。

Q2.日本一の長さを誇る
上越市の雁木の現在の総延長は?
①3km ②13km ③23km

【答②】13km

江戸時代に作られはじめた雁木。高田の最盛期の総延長は17.9kmにも及びました。現在でも約13km続き、全国一の長さを誇っています。

Q3.母屋のない雁木のことを何雁木というでしょう?
①ぼっち雁木 ②ど根性雁木 ③通し雁木

【答③】通し雁木

母屋とつながっていない独立した雁木のことを通し雁木という。2022年、補助金を使って新しく通し雁木が2つ作られました。大町通りの五ノ辻稲荷神社向かいと今井染物屋向かいにあります。ぜひ歩いてみてください。

Q4.雁木の天井に収納される雪国ならではの道具はなんでしょう?
①雪樋(ゆきとよ) ②スコップ ③命綱

【答①】雪樋

雪樋(ゆきとよ、ゆきどい)は、屋根の雪下ろしをするときに雪のかたまりを滑り台のようにして下へ落とす長い板のこと。雁木町家では昔から雪下ろしのときに大活躍する道具です。細長いので雁木の屋根の裏側に収納すると収まりがよいのです。